腐った肉が引き金に。世界で急増する「強毒性細菌」が63歳男性の全身を蝕んだ経緯
2026年1月、米国ニューイングランドで63歳男性が腐った肉を摂取後、肺・肝臓・脳へ感染が広がる重篤な状態に。世界で急増する強毒性細菌の恐怖と、日常生活に潜む感染リスクをChief Editorが解説します。
「たった一度の食事」が、健康な男性の全身を蝕む悪夢へと変わりました。米国ニューイングランド地方で、63歳の男性が、劣化した肉を食べた後に命に関わる重篤な感染症に陥りました。当初はありふれた食中毒に見えましたが、その裏では世界的に感染例が増加している強毒性細菌が、彼の肺、肝臓、さらには脳までをも攻撃していたのです。
世界的に急増する強毒性細菌の脅威
ギズモード(Gizmodo)が報じた症例によると、男性は病院を訪れる3週間前に「質の悪い肉」を食べた後、嘔吐や下痢といった症状に見舞われました。それらの症状は2週間ほどで治まりましたが、その後、激しい咳や悪寒、高熱といった新たな異変が現れました。さらに、右目の視力にも問題が生じ始めたため、男性は急いで病院へ向かいました。
病院での精密検査の結果、事態は想像を絶するものでした。CTスキャン画像には、肺に15個以上の結節(塊)が写し出され、肝臓には直径8.6cm(約3.4インチ)もの巨大な肝膿瘍が確認されました。医師たちは直ちに抗生剤の投与と酸素吸入を開始しましたが、細菌はすでに脳にまで達しており、全身の臓器がこのハイパーヴィルレント(強毒性)な細菌によって破壊されていたのです。
日常生活に潜む感染のリスク
今回のケースで注目すべきは、男性がもともと健康であったという点です。通常、この種の深刻な感染症は免疫力が低下した患者に見られることが多いのですが、近年では健康な人々をも標的にする強毒性タイプが世界規模で増加傾向にあります。医師たちは、単なる食中毒と見過ごさず、症状が長引く場合には速やかに専門的な医療機関を受診するよう警鐘を鳴らしています。
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