視聴回数800万回超え。ESPN放送中の「男性同士のキス」への反応が物議
2026年の幕開け、ESPNで生中継された男性同士のキスへのスコット・ヴァン・ペルト氏の反応が800万回再生の炎上に。当事者のロッチ氏とペトロジーノ氏が語った意外な真相と、データが示す米国社会の現実とは?
祝福のキスが、一瞬でSNS炎上の火種となりました。2026年の幕開けを祝うニューヨーク・タイムズスクエアのカウントダウンで、ある男性カップルのキスシーンが全米に生中継され、その際のキャスターの反応を巡って激しい議論が巻き起こっています。
事の発端は、スポーツ専門局ESPNの番組「スポーツセンター」での一幕でした。司会のスコット・ヴァン・ペルト氏が、中継映像に映し出されたリッキー・ロッチさんとDJ・ペトロジーノさんのキスに対し、言葉を詰まらせ、困惑したような表情を見せたのです。この映像がSNS(旧Twitter)で拡散されると、わずか数日で再生回数は800万回を突破。一部の視聴者からは「嫌悪感を示した」として、氏の解雇を求める声まで上がる事態となりました。
ESPNのスコット・ヴァン・ペルト氏による「キス反応騒動」の波紋
映像を確認すると、ヴァン・ペルト氏は男女のカップルがキスするシーンでは「スポーツセンターでの生キスだ。盛り上がろう」と明るくコメントしていました。しかし、男性同士のペアが画面に現れた瞬間、「おお……私たちは……」と一瞬沈黙し、言葉を濁したように見えます。この温度差が、ネット上で「差別的だ」とする批判と、「単に不意を突かれただけだ」とする擁護派の間で真っ二つに分かれました。
こうした喧騒の中、当事者であるカップルがメディア「OutSports」のインタビューに応じ、沈黙を破りました。パーソナルトレーナーのロッチさんとインテリアデザイナーのペトロジーノさんは、自分たちが全国放送されているとは知らず、会場の巨大スクリーン(ジャンボトロン)に映るだけだと思っていたと語っています。
当事者の意外な反応と、データが示す現実
驚くべきことに、渦中の二人はキャスターを非難するどころか、むしろ擁護する姿勢を見せています。ペトロジーノさんは「彼はただ驚いて、不適切なことを言わないように気を付けていただけだと思う」とコメント。ネット上の過熱する批判を冷静に受け止めています。
しかし、この騒動は現代社会の根深い課題も浮き彫りにしました。GQが2025年に行った調査によると、米国人男性のうち、公共の場での男性同士のキスを見ることに抵抗がないと答えたのはわずか28%に留まっています。多くの人々が好意的なメッセージを送る一方で、依然として偏見が根強く残っていることが、今回の炎上の背景にあると言えるでしょう。
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