xAIが200億ドルの資金調達に成功、イーロン・マスク氏が描くAIの未来
イーロン・マスク氏のxAIが200億ドルの資金調達に成功。NvidiaやCiscoが投資に加わり、企業価値は2300億ドルに到達。OpenAIやAnthropicとの競争が激化する中、規制や環境問題への課題も浮き彫りになっています。
200億ドル。日本円にして約3兆円近い巨額の資金が、イーロン・マスク氏率いる人工知能スタートアップ「xAI」に集まりました。今回のシリーズEラウンドでの調達額は、当初の目標であった150億ドルを大幅に上回る結果となりました。CNBCの報道によると、今回の増資により同社の企業価値は約2300億ドルに達したとされています。
xAI 200億ドル 資金調達の背景と豪華な投資家陣
今回の投資には、AI半導体大手のNvidiaやCisco Investmentsといった戦略的パートナーに加え、Fidelity、カタール投資庁(QIA)、アブダビのMGXなど、世界屈指の投資家たちが名を連ねています。特にNvidiaとCiscoは、xAIにとって単なる出資者ではなく、ハードウェアやインフラ供給における重要なベンダーとしての側面も持っています。
2025年はAIスタートアップの評価額が空前の高まりを見せた年でした。10月にはOpenAIが5000億ドル、11月にはAnthropicが3500億ドルの評価額を記録しています。マスク氏は自身のSNSである「X」とxAIを統合させ、独自のAIエコシステム構築を急いでいます。
成長の影に潜む規制と環境問題の課題
一方で、急成長に伴う課題も浮き彫りになっています。対話型AI「Grok」が生成した不適切な画像が問題視され、欧州、インド、マレーシアなどの当局から規制上の調査を受けています。また、テネシー州メンフィスに建設されたデータセンターでは、電力源として天然ガス燃焼タービンを使用しており、周辺住民から大気汚染への懸念の声が上がっています。
こうした議論がある一方で、ビジネス面では着実な成果を収めています。最近では米国国防省(DoD)のAIエージェントプラットフォームにGrokが採用されたほか、予測市場プラットフォームのPolymarketでもメインチャットボットとして活用されています。
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