マリ共和国のニジェール川でフェリー転覆、38人が死亡。2026年1月に起きた夜間接岸の悲劇
2026年1月、マリ共和国のニジェール川で38人が死亡するフェリー転覆事故が発生。治安対策の夜間接岸禁止が背景にあるとみられます。事故の経緯と現地の状況を詳しく報じます。
38人が犠牲になるという痛ましい事故が発生しました。西アフリカのマリ共和国北部のニジェール川で、多くの家族や農民を乗せたフェリーが岩に衝突して沈没しました。この事故は、地域の治安維持のための安全規則と、現場の判断が招いた悲劇として波紋を広げています。
マリ北部ディレで発生したフェリー事故の全容
AP通信によると、事故はマリ北部トンブクトゥ州の町、ディレ近郊で発生しました。犠牲者の多くは収穫したばかりの米を運んでいた農民やその家族で、夜間に接岸を試みた際に船が岩に接触したことが原因とされています。元国民議会議員のアルカイディ・トゥーレ氏によれば、これまでに38人の死亡が確認され、23人が救助されました。
治安対策と安全規制が招いたジレンマ
事故の背景には、この地域で活動するイスラム過激派への対策があります。マリ当局は武装勢力による攻撃を防ぐため、日没後の接岸を禁止していました。しかし、今回の船長は翌朝まで待つことを避け、禁止されていない別の場所での接岸を試みた結果、不慣れな岩場に衝突したと見られています。
「川のあちこちに遺体が散乱していました。トンブクトゥ地域全体が深い悲しみに包まれています。」
記者
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