トランプ大統領の「対話」をキューバが真っ向否定:2026年の米古関係は一触即発の事態へ
2026年1月12日、キューバのディアスカネル大統領はトランプ米大統領による「交渉中」との発言を否定。ベネズエラでの流血事態を受け、エネルギー封鎖の脅威が強まる中、一触即発の米古関係を Chief Editor が分析します。
「対話の事実は存在しない」。キューバのミゲル・ディアスカネル大統領は2026年1月12日、ドナルド・トランプ米大統領による「キューバと交渉中」という発言を公式に否定しました。ベネズエラでの流血事態を経て、カリブ海の緊張はかつてないほど高まっています。
トランプ大統領の警告:キューバ交渉否定の背景
トランプ大統領は前日の日曜日、記者団に対し「キューバと対話している」と述べ、手遅れになる前に取引(ディール)に応じるよう警告しました。しかし、ディアスカネル大統領はSNSを通じ、移民に関する日常的な調整以外に、国家間の実質的な対話は一切行われていないと反論しました。ロイター通信によると、キューバ側は「主権の平等と相互尊重」が対話の前提であると主張しており、アメリカ側の「経済的威圧」に屈しない姿勢を鮮明にしています。
ベネズエラ情勢とエネルギー封鎖の脅威
今回の対立の根底には、2026年1月3日に米軍が実行したベネズエラのマドゥロ大統領拉致作戦があります。この攻撃により、警護にあたっていたキューバ治安部隊32名を含む少なくとも100人が殺害(killed)されたと報じられています。
アメリカはベネズエラからキューバへの石油供給を遮断すると脅迫しており、テキサス大学のデータによれば、キューバは毎日35,000バレルの供給を失うリスクに直面しています。代わりの供給源として、メキシコ(日量5,500バレル)やロシア(日量7,500バレル)の重要性が増していますが、メキシコのシェインバウム大統領は、アメリカとの協調を維持しつつも、増産には慎重な構えを見せています。
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