トランプ大統領がキューバへのベネズエラ石油供給を遮断、「手遅れになる前に交渉を」と警告
トランプ大統領がキューバへのベネズエラ産石油供給を完全に遮断。ベネズエラの政権交代を受け、「手遅れになる前に交渉を」とキューバへ最後通牒を突きつけました。深刻なエネルギー不足に直面するハバナの現状と、米国の強硬な外交戦略をPRISMが分析します。
握手ではなく、最後通牒です。米国のトランプ大統領は2026年1月11日、ベネズエラ産の石油と資金がキューバに流れるのを完全に阻止すると宣言しました。ロイター通信によると、トランプ氏は自身のSNSで「手遅れになる前に交渉に応じるべきだ」と強く迫り、長年の宿敵である共産主義国家への圧力を最大級に高めています。
トランプ大統領のキューバ・ベネズエラ石油遮断がもたらす衝撃
今回の措置は、ベネズエラのマドゥロ大統領が米軍に拘束されたことを受けた、連鎖的な外交攻勢の一環と見られています。ベネズエラはキューバにとって最大の石油供給源でしたが、米国の海上封鎖により、1月初旬以降、カリブ海諸国向けの貨物は一便も出発していません。一方で米国は、ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領との間で、20億ドル規模の石油供給契約を締結する方向で調整を進めており、キューバを完全に孤立させる狙いが鮮明になっています。
キューバへの石油も資金も、これ以上は流さない。ゼロだ!手遅れになる前に、彼らが取引を行うことを強く勧める。
反発するハバナ、そして深刻化するエネルギー危機
キューバのディアスカネル大統領はこの脅しを即座に拒絶しました。同氏はSNS上で「キューバは自由で独立した主権国家であり、誰の指図も受けない」と反論しています。しかし、現地の状況は厳しさを増しています。キューバは石油不足を補うため、昨年はベネズエラから日量26,500バレルの供給を受けており、これが不足分の約50%をカバーしていました。
メキシコが代替の供給源として浮上していますが、その規模は限定的です。ハバナ市内では連日のように計画停電が続いており、食品や医薬品の不足も重なって、過去5年間で記録的な数の国民が国外へ脱出しています。米情報機関は、キューバ経済が「崩壊寸前」にあると分析していますが、政権がトランプ氏の要求に屈するかどうかについては、依然として不透明な状況です。
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