クリス・ヘムズワース Dementus 役作りの裏側:悪役を擁護しすぎて止められた過去
クリス・ヘムズワースが『マッドマックス:フュリオサ』のDementus役への深い没入を告白。悪役を擁護しすぎて周囲に止められたエピソードや、ソー役との違いを語りました。
ヒーローが大量殺人鬼を擁護する?そんな驚きの光景が、撮影現場の裏側で起きていました。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で高潔なヒーロー、ソーを演じてきたクリス・ヘムズワース氏が、最新作での役作りに没頭するあまり、スタッフから「彼は人殺しですよ」と釘を刺されていたことが明らかになりました。
クリス・ヘムズワース Dementus 役作り:共感と道徳の境界線
エンターテインメント・ウィークリーが報じたところによると、ヘムズワース氏はポッドキャスト番組「On Purpose」に出演し、映画『マッドマックス:フュリオサ』(2024年公開)で演じた暴君、ディメンタス(Dementus)へのアプローチについて語りました。彼はキャラクターの心理を理解するために日記をつけるなど、かつてないほど役に深く入り込んだそうです。しかし、その熱意が裏目に出て、宣伝ツアー中にキャラクターの行動を正当化しようとした際、スタッフから「クリス、やめて! 彼は大勢の人を殺しているんだから」と肩を叩かれ、我に返る瞬間があったとユーモアを交えて振り返りました。
日記から生まれた「悪役の正義」
ヘムズワース氏によれば、ディメンタスは紙の上では紛れもない悪党でしたが、演じる上では彼の視点に立ち、「適者生存」の荒廃した世界での正当性を探る必要があったといいます。この役作りは彼にとって大きな挑戦であり、当初は「全く自信が持てず、怖くて仕方がなかった」と吐露しています。しかし、特殊メイクや徹底的なリサーチを経て、最終的には自分とはかけ離れた存在になりきることができたと述べています。
ソーから悪役への鮮やかな転身
これまで、高潔な王であるソーを計11回も演じてきたヘムズワース氏にとって、今回の役柄はキャリアの大きな転換点となりました。2018年の『ホテル・エルロワイヤル』でもカルト教団のリーダー役を演じていますが、ディメンタス役はそれを上回る「醜く、凶悪な」キャラクターだったと自身で分析しています。役と自分の境界が曖昧になることはないとしつつも、その人物の思考が日常に「感染」してくるほどの集中力で撮影に臨んだことを明かしました。
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