中国の科学者がミグダル効果を世界で初めて直接観測 2026年暗黒物質解明の鍵に
中国の科学者が1939年に提唱された「ミグダル効果」を世界で初めて観測。暗黒物質(ダークマター)の謎を解く重要な手がかりとして、物理学界が注目しています。
87年もの間、理論の中にだけ存在した現象がついに現実のものとなりました。中国科学院大学(UCAS)を中心とする研究チームが、宇宙の謎である「暗黒物質(ダークマター)」を検出する鍵とされる「ミグダル効果」の直接観測に世界で初めて成功しました。この成果は2026年1月14日、学術誌「Nature」に掲載され、物理学界に大きな衝撃を与えています。
中国の科学者が証明した1939年以来の物理理論
ソ連の物理学者アルカディ・ミグダル氏が1939年に提唱したこの理論は、中性粒子(暗黒物質など)が原子核に衝突した際、原子核の反動に伴って電子も反動し、検出可能な信号が発生するというものです。
暗黒物質検出への道筋
研究チームによると、ミグダル効果を暗黒物質の探索に応用する議論は2000年代半ばから本格化していましたが、実際にその現象を直接捉えることは技術的に困難とされてきました。今回の観測成功により、宇宙の質量の約85%を占めるとされる暗黒物質の正体解明に大きく近づいたと言えます。
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