Canvaが描く「クリエイティブOS」の野望:2つの買収が示す未来
CanvaがCavalryとMango AIを買収。モーション編集とAI広告最適化で「クリエイティブOS」構想を加速。Adobe独占市場への挑戦状
500万回のダウンロード。Canvaが昨年無料化したAffinityの成果です。そして今週月曜日、同社は新たに2つのスタートアップを買収し、次の一手を明かしました。
モーション編集の空白を埋める戦略
Canvaが買収したのは、英国のCavalryとMango AIの2社です。Cavalryは2Dモーションアニメーション、Mango AIは動画広告のパフォーマンス向上に特化したスタートアップです。
Cavalryの技術は、広告、マーケティング、ゲーム、ジェネレーティブアートなど幅広い分野で使われています。Canvaは「CavalryとAffinityを組み合わせることで、写真、ベクター、レイアウト、そしてモーション編集を網羅する完全なプロフェッショナルスイートを実現する」と説明しています。
一方、Mango AIはNetflixの元データサイエンス・エンジニアリング担当副社長Nirmal Govind氏と、NetflixとRobloxで経験を積んだVinith Misra氏が創設。同社初の製品は、クライアントが広告を作成・配信し、結果を分析して将来のキャンペーンを改善するシステムでした。
年間売上4000億円企業の次なる野望
Canvaの2025年の年間売上は40億ドル(約6000億円)、ユーザー数は2億6500万人、有料ユーザーは3100万人に達しています。同社はここ1年で積極的な買収を展開。今年1月にはマーケティング情報スタートアップMagicBriefを、昨年はAffinityを買収しました。
同社COOのCliff Obrecht氏は今月のWeb Summit Qatarで、マーケティングツールCanva Growについて「特に静的コンテンツの作成とMetaプラットフォームへの配信で素晴らしい成果を上げている」と語りました。「まだ初期段階だが、動画作成やマルチプラットフォーム展開など、多くの新機能を近々ローンチ予定だ」
日本のクリエイティブ業界への影響
Adobeが長年独占してきたクリエイティブソフト市場に、Canvaが本格参入を仕掛けています。日本ではAdobe Creative Cloudが月額6000円超で提供される中、Canvaの無料化戦略は大きなインパクトを与える可能性があります。
特に中小企業や個人クリエイターにとって、高額なAdobe製品の代替として注目されそうです。日本のデザイン会社や広告代理店も、コスト削減の観点からCanvaの動向を注視しているでしょう。
Mango AIの創設者がCanvaの初代「チーフアルゴリズム責任者」に就任することも興味深い点です。日本企業が重視するデータドリブンなマーケティングアプローチが、より身近なツールで実現できるようになるかもしれません。
本コンテンツはAIが原文記事を基に要約・分析したものです。正確性に努めていますが、誤りがある可能性があります。原文の確認をお勧めします。
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