『ハウスメイド』続編の可能性は?主演のシドニー・スウィーニーとアマンダ・サイフリッドが未来を語る
スリラー映画『ハウスメイド』の続編の可能性は?主演のシドニー・スウィーニーとアマンダ・サイフリッドが、原作三部作に基づくシリーズ化への意欲と条件を語ります。
2025年12月21日 | PRISM Entertainment Desk
現在公開中のスリラー映画『ハウスメイド』。その衝撃的な結末は、早くも続編への期待を高めています。エンターテインメント・ウィークリーの取材に対し、主演のシドニー・スウィーニーとアマンダ・サイフリッドが物語の今後について口を開きました。
本作は、作家フリーダ・マクファデンによる2022年の同名ベストセラー小説が原作。実はこの原作はすでに三部作となっており、続編『The Housemaid's Secret』(2023年)、第3作『The Housemaid Is Watching』(2024年)が出版されています。この事実が、映画シリーズ化への期待の根拠となっています。
ミリー役を演じたシドニー・スウィーニーは、続編の可能性について「様子を見るしかないと思います」と慎重な姿勢を見せつつも、次のように語りました。「観客の皆さんが、私たちが原作を愛したようにこの映画を愛してくれることを願っています。そして、その愛をより多くの映画で分かち合えることを期待しています」。
一方、ニーナ役のアマンダ・サイフリッドはより積極的です。劇中、彼女のキャラクターはカリフォルニアへ去り物語から退場するように見えますが、本人は続編への参加に意欲満々です。「もちろん、絶対にやりますよ」と彼女は断言しました。「興行的に成功すれば、これは間違いなくシリーズになります。私の物語はこれで終わりなので契約は1本だけですが、もし続編が作られるなら私が参加することは彼らも知っています」。
ポール・フェイグ監督自身も、ザ・ハリウッド・リポーターに対し「観客が劇場に足を運んでくれれば、ミリーが次に何をするのかぜひ見てみたい」とコメントしており、最終的な判断は興行成績にかかっていることを示唆しています。
PRISM Insight: ハリウッドでは、人気小説シリーズの映像化がフランチャイズ成功への確実な道筋となりつつあります。しかし、最終的なゴーサインを出すのは製作スタジオではなく、チケットを購入する観客です。『ハウスメイド』の事例は、IP(知的財産)の力と観客の支持が、いかにシリーズの運命を左右するかを明確に示しています。
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