Akwesasne 小学校の「タイムアウトボックス」を巡る衝撃的な教育論争

1つの大きな木製の箱が、ある小学校の教室に置かれていました。カナダと米国の国境にまたがるモーホーク族の居住地、アコーサスネ（Akwesasne）にある小学校で、児童を隔離するための「タイムアウトボックス」が発見され、地域住民や保護者の間で激しい怒りが広がっています。

Akwesasne 小学校のタイムアウトボックス発覚の経緯

カナダの公営放送CBC Newsの報道によると、この学校の教室内に設置された大きな木箱が「しつけ」の名目で使用されていた疑いがあります。この事態を受けて、現在数名の職員が休職処分となっており、当局による本格的な調査が開始されました。問題の学校は米国側の領土に位置しており、教育環境としての適切性が厳しく問われています。

保護者の反発と今後の法的対応

激昂した保護者たちは、この箱が子供たちに与える心理的影響を懸念しています。学校側はこの装置がどのような目的で、いつから設置されていたのかについて明確な説明を求められています。現在、当局は「特定の行動を抑制するための物理的制限」が教育基準に違反している可能性を視野に、2025年末までの全容解明を目指しています。