aespa、過去の映像に爆笑し韓国で炎上。「整形前だから？」と辛辣な声も

PRISM Insight: K-POPアイドルのキャリアは、デジタル上に永遠に記録される。今回のaespaの騒動は、過去の自分の姿が現在の自分を審判する「デジタル・パスト（Digital Past）」の格好の事例だ。特に外見の変化に敏感な韓国のオンライン文化では、何気ない反応が過去の論争と結びつけられ、アイドルの「公人としての態度」や「真正性」を問う材料にされてしまう。これは、常に過去と比較され続ける現代アイドルの宿命を浮き彫りにしている。

2025年12月20日にソウルで開催された「メロンミュージックアワード（MMA 2025）」での何気ない一場面が、大きな論争を巻き起こしている。人気ガールズグループaespaのメンバーが、過去の自分たちの受賞シーンを見て爆笑したことに対し、韓国のネットユーザーから厳しい批判が殺到しているのだ。

この日、aespaは3つのトロフィーを獲得するなど、華やかな夜を過ごした。授賞式の途中、過去のMMA大賞受賞者を振り返るハイライト映像がスクリーンに映し出された。その中には、aespaが2021年に「今年のレコード賞」を受賞した際の映像も含まれていた。

当時の「Savage」時代の象徴的なスタイリングで映るメンバーの姿に、客席で見ていたジゼルとウィンターがこらえきれずに爆笑する様子がファンによって撮影された。この動画はTikTokで瞬く間に拡散され、再生回数は80万回を突破。多くの海外ファンが「無邪気で面白い」と好意的に受け止めた一方で、韓国のネットコミュニティの反応は正反対だった。

X（旧Twitter）では、この反応を問題視する投稿が400万回以上表示され、1万1000件の「いいね」を集めるなど炎上状態に。あるユーザーは「また公式の場でこんなことをしている」と、彼女たちの態度を厳しく非難した。

또 공식석상에서 이지랄하네 ㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋ
（また公式の場でこんなことやってるよwwwwwww）

この「また」という言葉は、今年5月に開催された「ASEA 2025」授賞式での出来事を指していると見られる。当時、リーダーのカリナがグループ名を言い間違えたことをきっかけに、メンバー全員が笑いが止まらなくなる事態が発生。その数日前にカリナの政治的立場を巡るデマが拡散されていたこともあり、「状況を軽んじている」として大きな批判を浴びた経緯がある。

今回のMMAでの反応に対しても、批判はさらに過熱。特に、2021年当時の姿と現在の姿の違いを指摘し、彼女たちの笑いの理由を「整形」と結びつける辛辣なコメントが相次いだ。

지금이랑 와꾸달라서그럼
（今と顔が違うからでしょ）

성형 전이니까
（整形前だからね）

ㅇㅇ 나도 내 쌍수전 사진보면 저렇게 반응함
（うん、私も二重まぶたの手術前の写真見たらあんな反応する）

aespaのデビュー以来のビジュアルの変化については、以前からファンの間でも議論の的となってきた。一部では過度な美容整形を疑う声が上がる一方、他のファンは「成長やメイクの変化」だと擁護している。今回の出来事は、その論争に再び火をつける形となった。