10セントから22億円へ。ニコラス・ケイジゆかりの「アクション・コミックス1番」が史上最高額で落札
スーパーマンが初登場した「アクション・コミックス1番」が1500万ドル(約22億円)で落札。かつてニコラス・ケイジ氏の自宅から盗まれ、11年後に発見された伝説的な一冊です。保存状態と数奇な運命が史上最高額を生んだ背景を解説します。
もはや単なる漫画ではありません。1938年にわずか10セントで発売された、スーパーマンの初登場作品「アクション・コミックス1番」が、匿名のコレクターに1500万ドル(約22億円)で売却されました。これはコミック本の取引として過去最高額を大幅に更新するものです。
ニコラス・ケイジゆかりの「アクション・コミックス1番」が歴史を塗り替える
ロイター通信などによりますと、今回の売却はニューヨークを拠点とするメトロポリス・コレクタブルズによって仲介されました。この一冊は、かつてハリウッドスターのニコラス・ケイジ氏が所有していたことで知られています。世界に100部未満しか現存しないとされる希少性に加え、鑑定機関CGCによる9.0という極めて高い保存状態のスコアが、この驚異的な価格を後押ししました。
盗難事件が「アイコン」としての価値を高めた皮肉な運命
メトロポリス・コミックコネクトのCEO、スティーブン・フィッシュラー氏は、この本の辿った数奇な運命をレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」になぞらえています。1911年の盗難事件によってモナ・リザが世界的なアイコンとなったように、このコミックも11年間の盗難と発見の物語を経て、アメリカン・ポップカルチャーの象徴としての地位を不動のものにしたといえます。かつてケイジ氏は発見直後に220万ドルで売却していましたが、今回の取引はその約7倍に相当します。
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