リサ・クドロー主演『The Comeback』が11年ぶりに復活、AI脚本と激辛チキンに挑むシーズン3

11年の時を経て、リサ・クドロー主演『The Comeback』がシーズン3で復活。ヴァレリー・チェリッシュが挑むのは、人気YouTube番組『Hot Ones』とAIが執筆した脚本。エンタメ業界の今を映し出す。

11年の沈黙を破り、あのシットコムスターが帰ってくる。しかし、彼女を待っていたのは激辛チキンとAIが書いた脚本だった。『フレンズ』のリサ・クドローが演じるヴァレリー・チェリッシュが主役のHBOコメディ『The Comeback』が、2026年3月に待望のシーズン3で復活することが明らかになった。

現代の登竜門、激辛インタビュー番組への挑戦

エンターテインメント・ウィークリー誌の独占情報によると、共同制作者のマイケル・パトリック・キングは、ヴァレリーが2020年代のテレビ業界の新たな常識にどう適応していくかを描くことに意欲を見せている。その象徴的な舞台となるのが、大人気YouTube番組『Hot Ones』だ。この番組は、セレブが激辛のチキンウィングを食べながらインタビューを受けるというもので、今やプロモーションに欠かせない場となっている。

キングは、「今や『Hot Ones』に出なければ、何も宣伝していないのと同じです。ヴァレリーがこの番組に出演を果たすこと自体が、大きな出来事なのです」と同誌に語っている。

AIが脚本を執筆する新時代

新シーズンでヴァレリーが主演するシットコム『How's That?!』は、AIによって脚本が書かれるという、非常に現代的な設定が重要なプロットになる。キングは、ストリーマーが広告付きの安価なプランを導入するなど、最新のプラットフォームが経済的な理由からシットコムのような古い形式に回帰している点も指摘。新シーズンでは、こうした「前進しながら後退する」テレビ業界の奇妙な現状も描かれるようだ。

豪華キャスト陣が集結

シーズン3には、プロデューサーのジェーン（ローラ・シルヴァーマン）や夫のマーク（ダミアン・ヤング）などお馴染みの顔ぶれが戻ってくるほか、スタジオの重役としてアンドリュー・スコットが、さらにアビ・ジェイコブソンやジョン・アーリーなど、新たなキャストも加わる予定だ。

現代の登竜門、激辛インタビュー番組への挑戦

AIが脚本を執筆する新時代

豪華キャスト陣が集結

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