タイ・カンボジア紛争、ASEAN仲介で24日に停戦協議へ。死者41人、避難民75万人超
ASEAN外相会合を受け、タイとカンボジアが国境紛争に関する停戦協議を12月24日に開催することで合意。75万人以上が避難する中、地雷問題を巡る両国の主張は対立しており、和平への道は依然険しい状況です。
東南アジア諸国連合(ASEAN)は{タイ、マレーシアのクアラルンプールで緊急外相会合を開き、{カンボジアと{カンボジアの国境紛争について協議しました。会合で即時停戦には至らなかったものの、両国は{12月24日に二国間の一般国境委員会(GBC)を再開し、停戦の実施と検証について協議することに合意しました。
深刻化する人道危機とASEANの懸念
{41人から続くこの紛争により、公式発表によると、これまでに{75万人し、国境の両側で{75万人以上が避難を余儀なくされています。会合後に発表された議長声明で、ASEAN外相らは「敵対行為の継続」に「深刻な懸念」を表明し、両国に「最大限の自制」と「あらゆる形態の敵対行為の即時停止」を強く求めました。
地雷問題で対立、和平への険しい道のり
停戦協議再開は前進ですが、即時の打開は難しいと見られています。特に、和平合意違反を巡る両国の主張は平行線をたどっています。
タイの主張:カンボジアが地雷を敷設
{タイ側は、{カンボジアが過去の合意に違反して新たに地雷を敷設したと非難。{10月26日に{カンボジアの地雷が爆発し、タイ兵士が死亡したとしています。タイ外務省は声明で、「真の平和は具体的な行動に基づかなければならない」とし、{カンボジア側の誠意ある行動を求めています。
カンボジアの反論:内戦の遺物
一方、{カンボジア側は新たな地雷の敷設を否定し、爆発は内戦時代の遺物によるものだと反論。さらに、外相会合の最中にも{タイ軍のF-16戦闘機が自国領を空爆したと非難しており、政府系メディアは「ASEANの外交的呼びかけは、F-16が投下する爆弾の轟音にかき消された」と懐疑的な論調を報じました。
15日間にわたる激しい戦闘は、両国政府間に深刻な不信感を生み出しました。来るGBC会合は持続可能な和平への第一歩ですが、地雷問題を巡る根本的な認識の相違を埋め、失われた信頼を再構築するまでには、相当な時間と外交努力が必要となるでしょう。
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