マンU主将フェルナンデスが負傷離脱、アモリム監督「代替は不可能」と苦境を語る

ピッチの指揮官を失ったマンチェスター・ユナイテッド。ルベン・アモリム監督は、12月24日、負傷した主将ブルーノ・フェルナンデスの代わりを見つけることは「不可能だ」と述べました。しかし、この危機は他の選手がステップアップする好機でもあると強調しています。

フェルナンデスは、日曜日に行われたアストン・ヴィラ戦で軟部組織を負傷し、ハーフタイムでの交代を余儀なくされました。これにより、ユナイテッドはチームの創造性の中心であり、セットプレーの司令塔を失うことになりました。

代替不可能な「心臓」

今シーズンのプレミアリーグで、フェルナンデス以上にチャンスを創出した選手はいません。アモリム監督は、彼の不在が単なる攻撃面にとどまらないことを認めています。「彼の創造性だけではありません。全てのセットプレーでチームを組織しているのが彼なのです」と監督は語り、この状況が他の選手にとってリーダーシップを発揮する機会になるとの見解を示しました。

タイムズ紙によると、ユナイテッドはフェルナンデスが1月17日のマンチェスター・ダービーで復帰できることを期待していると報じられています。しかし、監督は負傷の程度に関する明言を避けました。

相次ぐ離脱者と若手の台頭

ユナイテッドの苦境はフェルナンデスの離脱だけではありません。ブライアン・ムベウモとアマド・ディアロはアフリカネイションズカップ2025に参加中。さらに、DFのハリー・マグワイアとマタイス・デ・リフトも金曜日のニューカッスル戦を欠場することが確定しています。

この状況を受け、18歳の若手、ジャック・フレッチャーとシェイ・レイシーがアストン・ヴィラ戦でデビュー。アモリム監督は「彼らが見せた態度は本当に素晴らしい」と称賛し、困難な状況でもチームの勝利を信じていると語りました。