リバプールに激震、FWイサクが足骨折で長期離脱。スロット監督は「無謀なタックル」と相手を非難

イングランド・プレミアリーグの王者リバプールにとって、悪夢のようなニュースが飛び込んできました。スウェーデン代表FWのイサク選手が、2025年12月20日に行われたトッテナム戦で足首を骨折し、約約2ヶ月間の戦線離脱を余儀なくされることが明らかになりました。クラブのタイトル防衛に暗い影を落とす事態です。

悲劇のゴールと監督の怒り

事件が起きたのは、イサク選手が先制ゴールを決めた直後でした。トッテナムのDFミッキー・ファン・デ・フェン選手からのタックルを受け、ピッチに倒れ込みました。リバプールは月曜日に公式声明を発表し、同選手が腓骨の骨折を伴う足首の手術を受けたと公表。これに対し、リバプールのスロット監督は23日の記者会見で、「あれは無謀なチャレンジだった」とファン・デ・フェン選手のプレーを強く非難しました。「あのタックルを10回受けたら、10回とも選手が深刻な怪我を負う可能性がある」と怒りをあらわにしています。

英国史上最高額移籍、試練の続くシーズン

今回の負傷は、イサク選手にとって苦しいシーズンの新たな試練です。彼は今年9月、英国の移籍市場史上最高額となる1億2500万ポンド（約240億円）でニューカッスルから移籍したものの、コンディション調整の遅れや鼠径部の怪我に悩まされてきました。ここまで16試合3ゴールと、期待に応えられているとは言えない状況でした。

エース不在、リバプールの冬の選択は？

イサク選手の離脱は、ただでさえ攻撃陣に不安を抱えるリバプールにとって大打撃です。絶対的エースのモハメド・サラー選手はアフリカネイションズカップで不在、コーディ・ガクポ選手も怪我で年明けまで復帰は絶望的。これにより、シニアのフォワードは直近4試合で5ゴールと好調のウーゴ・エキティケ選手と、出場機会の少ないフェデリコ・キエーザ選手のみとなります。この緊急事態を受け、リバプールが1月の移籍市場でボーンマスのウインガー、アントワーヌ・セメンヨ選手の獲得に動く可能性も報じられています。