空から魚が降る?歴史上、作り話にしか聞こえない5つの「事実」
空から動物が降ってくる現象から、第二次世界大戦で活躍したクマの兵士まで。歴史には、フィクションよりも奇妙に聞こえる驚くべき事実が満ちています。PRISMが厳選した面白い話をご紹介します。
もし誰かに「昔、空から魚が降ってきたことがある」と言われたら、信じますか?ほとんどの人は作り話だと思うでしょう。しかし、これは実際に世界各地で報告されている現象です。魚だけでなく、カエルやクモ、さらにはクラゲまで空から降ってきた記録があります。歴史は時として、フィクションよりも奇妙な物語を私たちに見せてくれます。
科学が解き明かす「動物の雨」
この現象は、水が蒸発して雲になり雨が降るのと同じ仕組みではありません。アメリカ議会図書館によると、竜巻やハリケーンのような強力な風が、水域から魚やカエルの群れを丸ごと吸い上げ、別の場所へ運んで降らせることが原因だと説明されています。特に、水上で発生する竜巻である「ウォータースパウト」は、時速100マイル(約160km)に達することがあり、水中の生物を巻き上げるのに十分な力を持っています。実際に1873年にカンザスシティでカエルの雨が、1882年にはアイオワ州で凍ったカエルが降ったと報告されています。
戦争が生んだ信じがたい英雄たち
歴史の奇妙な話は自然現象だけではありません。第二次世界大戦中、ポーランド軍には「ヴォイテク」という兵士がいました。彼は伍長の階級を持つシリアヒグマで、砲弾の箱を運ぶ任務に就いていました。兵士たちとレスリングをしたり、ビールを飲んだり、タバコを食べたりしたと伝えられています。新兵が上官のクマに敬礼を教わる光景は、想像するだけでも非現実的です。
同じく第二次世界大戦では、「ガルボ」というコードネームで知られる二重スパイ、フアン・プホル・ガルシアがドイツを欺きました。彼は英国にいるドイツのスパイ網を運営していると見せかけましたが、そのスパイ網はすべて彼が作り上げた架空のものでした。彼はもっともらしい嘘の情報をドイツ側に送り続け、連合国軍の勝利に貢献したのです。
常識を覆す歴史の断片
歴史には、私たちの思い込みを覆す事実が他にもあります。例えば、1932年にオーストラリア軍がエミューと「戦争」をし、敗北した「エミュー戦争」。機関銃を持った兵士たちが、巨大な鳥の群れに翻弄されたという実話です。また、「百年戦争」が実際には116年間続いたことや、1800年代にケチャップが薬として販売されていたことも、現代の感覚からすると信じがたい事実です。
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