シェール、人気番組『SNL』で口パク疑惑が浮上。ファンの間で「アイコンだから許される」と賛否両論
伝説の歌手シェール(79)が人気番組「SNL」で口パク疑惑に直面。ソーシャルメディアで巻き起こった非難と擁護の嵐、そして「アイコン」であることの意味を解説します。
伝説の歌姫、まさかの疑惑
伝説的歌手シェール(79)が、2025年12月20日に出演した米国の人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」でのパフォーマンスを巡り、口パク(リップシンク)疑惑でオンラインを騒がせています。エンターテインメント・ウィークリー誌によると、ソーシャルメディアでは彼女のパフォーマンスを非難する声と、「アイコンだから問題ない」と擁護する声が真っ二つに分かれ、激しい議論が巻き起こっています。
何が起きたのか?
問題となったのは、シェールが披露した2023年のクリスマスソング「DJ Play a Christmas Song」のパフォーマンス中でのこと。視聴者からは、曲と彼女のボーカルが流れ続けているにもかかわらず、彼女の唇の動きが数回にわたって止まっていたとの指摘が相次ぎました。SNLは通常、音楽ゲストの口パクを推奨していませんが、バッキングボーカルの使用は許可しています。
「史上最悪の口パク」 vs 「女王だから許される」
この疑惑に対し、SNS上では辛辣な意見が飛び交いました。あるX(旧Twitter)ユーザーは「彼女は歌ってすらいない。これは私が今まで見た中で最悪の口パクの一つだ」と厳しく批判。YouTubeにアップロードされた動画のコメント欄にも、「なぜ口パクを?素晴らしい曲で、素晴らしいアーティストなのに」と失望の声が寄せられました。
一方で、シェールを擁護する声も数多く上がっています。
「シェールはSNLで史上最悪レベルの口パクをやった。だからこそ、彼女はさらにアイコニックなんだ」と、あるファンは皮肉を込めて称賛。別のユーザーは「彼女が口パクかどうかなんて誰が気にする?彼女はシェールなのよ!」とコメントしました。さらに、「シェールはSNLで口パクが許される唯一の人物。女王様、やりたいならどうぞ!」という意見も見られました。
38年ぶりの凱旋と感動のフィナーレ
今回の出演は、シェールにとって音楽ゲストとしては38年ぶりとなる記念すべきSNLへの帰還でした。また、この日の放送は、6年半にわたりレギュラーキャストを務めたボーウェン・ヤンが番組を卒業する回でもありました。自身のアイコンとしてシェールを挙げていたヤンは、ステージ上で彼女と感動的な抱擁を交わし、その門出を祝われました。
シェールとSNLの代理人は、エンターテインメント・ウィークリー誌のコメント要請に現時点では応じていません。
PRISM Insight: シェールのような長年のキャリアを持つ「アイコン」は、若いアーティストならキャリアを揺るがしかねない「口パク」のような批判さえも、その伝説の一部として昇華させてしまう力を持っています。これは、パフォーマンスの「完璧な再現性」よりも、アーティスト自身の「存在そのもの」に価値を見出すファンの心理を反映しており、オーセンティシティ(本物であること)の定義が、アーティストのステータスによっていかに柔軟に変化するかを示唆しています。
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