サンタは今どこ？NORADの追跡サイトが70年目の飛行をライブ中継中、プレゼントは17億個を突破

サンタクロースは今、あなたの街の上空にいるかもしれません。毎年恒例となっている北米航空宇宙防衛司令部（NORAD）によるサンタ追跡サイトが、今年もクリスマスイブに公開されました。公式サイトによると、この記事の執筆時点で既に17億個以上のプレゼントが世界中の子供たちに届けられています。

一本の間違い電話から始まった伝統

この心温まる伝統が始まったのは、1955年のこと。きっかけは、あるデパートが広告に誤った電話番号を掲載したことだったと知られています。その番号が偶然にもNORADの前身組織の司令長官室につながり、子供たちからの「サンタは今どこ？」という電話に、職員がレーダーで確認した（というていの）サンタの現在地を伝えたのが始まりでした。以来、約70年にわたり、善意の任務として毎年続けられています。

ホットラインから3Dマップへ

当初は電話ホットラインが中心でしたが、現在では公式サイト「noradsanta.org」で、サンタとトナカイが3Dの衛星マップ上を飛行する様子をリアルタイムで確認できます。サイトでは、次に訪れる主要な目的地や到着予定時刻、直近に訪れた場所などの情報も提供。マップ上のアイコンをクリックすれば、サンタが通過する世界各地の文化や地理について学ぶこともできます。