ジェシカ・アルバが『ファンタスティック・フォー』で「屈辱的だった」と語ったシーン、20年越しの告白
ジェシカ・アルバが、2005年の映画『ファンタスティック・フォー』で最も撮影が辛かったシーンについて告白。なぜそのシーンが「屈辱的」だったのか、そしてキャラクターへの想いを語ります。
「あのシーンの撮影は何週間も憂鬱でした」。女優のジェシカ・アルバが、約20年前に演じたマーベルヒーロー、「インビジブル・ウーマン」役での辛い経験を明かしました。特に、あるシーンの撮影は「非常に屈辱的だった」と語っています。
「屈辱的だった」橋の上のシーン
Variety誌によると、アルバは先週金曜日に開催されたレッドシー映画祭で、2005年の映画『ファンタスティック・フォー』で「最も嫌いなシーン」は、スー・ストームが群衆から姿を消すために服を脱がなければならない橋の上の場面だったと明かしました。「あれはひどいと思いました」と彼女は語ります。「実生活でも非常に屈辱的でした。私はかなり保守的な家庭で育ち、自分自身も控えめな人間です。あのシーンの撮影は何週間も憂鬱でした。当時のことには複雑な思いがあります」。
それでもスー・ストームは「尊敬できる女性」
しかし、この経験がスー・ストームという役柄全体を汚したわけではないとアルバは強調します。「彼女は私が尊敬する女性でした」と述べ、当時スーパーヒーロー映画やアクション映画で定着していた性別のステレオタイプを打ち破るキャラクターだった点が「大好きだった」と説明しました。「彼女はとても母性的で親切でしたが、言いなりになるような人ではありませんでした。自分の意見をはっきりと言い、素晴らしい道徳観を持っていました」。アルバはまた、「当時の物語では、女性は男性や悪役に救われる必要がありました。今は違います」と付け加え、時代の変化を指摘しました。
新世代へのバトンパスと今後の期待
2005年の『ファンタスティック・フォー』と2007年の続編は、評価は様々だったものの興行的に成功を収め、現在のマーベル映画の隆盛に繋がる重要な作品となりました。アルバの他に、ヨアン・グリフィズ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリスらが共演しました。
スー・ストーム役のバトンは現在、ヴァネッサ・カービーに渡されています。彼女はMCUの新作『The Fantastic Four: First Steps』で同役を演じ、ペドロ・パスカルらと共演しています。アルバはカービー版のスーをまだ観ていないとし、「子供たちと一緒に映画を観ることが多いのですが、息子が『ソニック』に夢中で、85回も繰り返し観たがるんです」と笑いながら語りました。「でも、マーベル作品は大好きなので、必ず観たいです」と意欲を見せています。
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