「趣味が悪すぎる」アリアナ・グランデ出演のSNL『ホーム・アローン』パロディが物議。暴力描写に視聴者から賛否両論
アリアナ・グランデがSNLで披露した『ホーム・アローン』のパロディが「暴力的すぎる」と物議。家族が罠で次々と惨殺される衝撃的な内容に、視聴者から賛否両論が噴出。SNLが抱える問題点も浮き彫りに。
人気シンガーソングライターのアリアナ・グランデが5度目の出演を果たした米国の人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)が、大きな物議を醸しています。NBCによると、2025年12月20日の放送で披露されたクリスマスの名作映画『ホーム・アローン』のパロディスケッチが、「過度に暴力的で悪趣味だ」として、視聴者の間で激しい賛否両論を巻き起こしているのです。
問題のスケッチでグランデが演じたのは、マコーレー・カルキンでおなじみの主人公ケビン。家族に置き去りにされ、泥棒から家を守るために罠を仕掛けるという、映画の象徴的なシーンから始まります。しかし、このパロディでは事態が急変。罠の犠牲になるのは泥棒ではなく、帰宅したケビンの家族でした。
父親(マイキー・デイ)はドアに仕掛けられたトーチで火だるまになり、姉(サラ・シャーマン)は灯油の入った消火器で事態を悪化させた挙句、床のビー玉で滑り転倒、炉に落ちてしまいます。さらに、兄弟の一人(ボーウェン・ヤン)はチェーンソーで両手を切断され、長兄(コリン・ジョスト)は落下してきたファンで顔をめちゃくちゃにされるなど、残虐なシーンが続きました。
この一連の惨劇は母親(アシュリー・パディーヤ)の幻覚だったことが明かされますが、物語はそれで終わりません。再び現れた隣人(アンドリュー・ディズムークス)がシャベルでケビンと母親を殴りつけるという、さらなる衝撃の結末でスケッチは幕を閉じました。
この放送後、SNSは炎上。TikTokでは「あまりに早くダークになりすぎた」というコメントが寄せられ、多くの視聴者がその過激な描写に不快感を表明。特に、2025年12月14日に起きたロブ・ライナー監督夫妻の悲劇的な事件に言及し、「タイミングを考えると趣味が悪い」と指摘する声も上がりました。X(旧Twitter)では「こんなコントで笑えるなんて、どんな神経をしているんだ?」と厳しい批判も見られました。
一方で、「今年最高のスケッチだ」「『ホーム・アローン』と『ファイナル・デスティネーション』の完璧なクロスオーバー」といった肯定的な意見も少なくありません。グランデの演技についても、「ケビンになりきっている」と称賛する声と、「痛々しい」と酷評する声に二分されました。
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