アリアナ・グランデ、SNLを去るボーウェン・ヤンへ感動のメッセージ「言葉にできないほど愛してる」

2025年12月21日（土）の放送をもって、人気コメディアンのボーウェン・ヤンが6年半にわたりレギュラー出演したNBCの長寿コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ（SNL）』を卒業しました。この感動的な最後の夜にホストとして駆けつけた歌手のアリアナ・グランデが、翌朝に自身のインスタグラムでヤンへの心温まるメッセージを投稿し、注目を集めています。

グランデは、ヤンにとって最後の出演となったスケッチのクリップと共に、次のような言葉を綴りました。

「言葉にできないほどあなたを愛してる。そして、あなたがこれまで作ってきたすべてのエッグノッグを、心から誇りに思う」

さらに、「昨夜、あなたの素晴らしい門出に立ち会えたことは、言葉以上の意味がありました。輝かしく美しい友へ、幸多き道を」と続け、二人の深い友情を伝えました。

問題のスケッチ「デルタ・ラウンジ」でヤンは、空港ラウンジでエッグノッグを振る舞う、皮肉屋で少し物憂げな従業員という彼らしい役柄を熱演。グランデはその妻役、そして音楽ゲストのシェールが上司役として登場し、ヤンの涙の最終日に花を添えました。

ヤンの卒業は、近年のSNLにおけるスターキャストの流出が続く中での出来事です。今年8月には8シーズン出演したハイディ・ガードナーが、9月には7シーズン出演したエゴ・ノウォディムが相次いで卒業を発表しています。

ヤン自身は番組を去る決断について、「SNLで過ごした全ての瞬間に感謝している。コメディとはほとんどが段取りであり、成功するまでは失敗の連続だということも学んだ。でも、成功した時の感覚は最高だ」と語っています。

PRISM Insight: 『SNL』から相次ぐスターの卒業は、単なる世代交代ではありません。これは、クリエイターが個人で強力な発信力を持つストリーミングとSNSの時代において、伝統的なライブコメディというフォーマット自体が転換期を迎えていることを示唆しています。SNLのような歴史あるプラットフォームが、いかにしてトップタレントを惹きつけ、繋ぎ止めるかが今後の大きな課題となるでしょう。