ネット疲れの特効薬？フォロワー17万人が集うインスタアカウント「Now That's The Stuff」の魅力

ネットニュースの暗い見出しや、攻撃的なコメントにうんざりしていませんか？現在、17.3万人以上のフォロワーが、心の安らぎを求めて集まるInstagramアカウントがあります。その名は「Now That's The Stuff」。殺伐としたインターネットの世界で、一服の清涼剤のような存在として注目されています。

ネガティブな情報からの避難所

絶え間なく流れてくる憂鬱なニュースや論争は、私たちの精神を確実に消耗させます。そんなデジタル環境の中で、「Now That's The Stuff」は、人々の優しさや心温まる偶然、思わず笑みがこぼれるような瞬間に焦点を当てています。このアカウントは、人々がいかに無私で、思慮深く、寛大であるかを思い出させてくれるコンテンツを共有することで、多くのユーザーにとって「心の避難所」となっています。

「善意」が心と体に効く科学的根拠

心温まる物語が私たちを良い気分にさせるのには、科学的な裏付けがあります。医学部教授であり、『Why Good Things Happen to Good People』の著者でもあるスティーブン・G・ポスト博士によると、他者への親切な行動は脳の報酬系を刺激し、「幸福化学物質」の一つであるドーパミンの放出を促すとのこと。これにより、不安や敵意といったネガティブな感情に関連する脳の経路が抑制される傾向にあると、同博士は説明しています。

実際に、アメリカの成人5000人を対象とした調査では、回答者の41%が年間約100時間（週に約2時間）のボランティア活動を行っていることが示されました。参加者の多くは、活動を通じて幸福感や回復力の向上、身体的な健康を実感したと報告しています。